北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

トンネルが得意!

update : 2016年2月2日 /

本日も、薪割をしている際に出てくる
虫をご紹介したいと思っています!
 
薪割の常連さんである幼虫といえば…
カミキリムシの幼虫です!
20160202カミキリムシ(幼虫) (3)
この幼虫は、シラカバの木から出てきました♪
全長は6cm程と、とても大きく立派でした。
(大きさや模様から、ウスバカミキリであると思われます…!)
広いところに出してしまったため、
威嚇のためか、あごを大きく広げる様子も見られました。
20160202カミキリムシ(幼虫) (1)
幼虫でありながら、すでにしっかり紙を切りそうな、
立派な大あごです!
この立派なあごで、トンネルを掘り進めるように
固い木を食べながら過ごしています。
そんな大あごのついた頭部は、
前胸部に埋まるように、少し隠れていて
なかなか頭部の全体を見せてくれません!独特です…!
 
全体の形としては、
上下左右対照に近い四角い筒(四角すい)のような形をしていて、
カブトムシやクワガタの幼虫とはだいぶ異なります。
20160202カミキリムシ(幼虫) (7)
下側から胸部をよく見てみると脚が見えますが、
とてもとてもかわいらしく(小さく)…
活発に動かす様子は見られません。
20160202カミキリムシ(幼虫) (4)
デコボコの体をうまく動かして、前後に動く様子が見られます。
前だけでなく、後にも動くことができることは、
トンネルのような、限られたスペースで生活する生き物にとって、
大切なことです!
一見、動きにくそうにも見えるかもしれませんが、
これが、木の中でさまざまな方向に伸びる
トンネルの中を過ごすのに適している姿ということなのでしょうか!
 
甲虫の幼虫といっても、過ごす環境によって、
さまざまな姿で、面白さがたっぷりなのでした♪

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