北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

垂直な幼虫と、とある卵

update : 2016年1月13日 /

生態観察施設びばりうむ長坂では
先日も、オオムラサキは
ジ~ッと、過ごしていました。
 
20160113オオムラサキ(幼虫) (6)よく見てみると、
色や大きさが少しずつ違ったりもする
オオムラサキの幼虫ムーちゃんたちです。
20160113オオムラサキ(幼虫) (1)
この日は、なんだか
葉の葉脈の中で一番太い主脈に
垂直方向に並ぶ幼虫を多く見かけました。
20160113オオムラサキ(幼虫) (3)
落ち葉の中でも、
居やすい位置、止まりやすい場所はあるのだと考えられますが、
どんな要因があるのか、ハッキリはしません。
越冬幼虫一つ取っても、不思議なことがたくさんある、
虫たちだなぁ…と、改めて思います。
 
今の時期、びばりうむ長坂では、
オオムラサキのようにエノキの葉を食べる甲虫、
エノキハムシとの卵をご覧いただくこともできます。
実は、オオムラサキが出てくる前に産まれ、
エノキの葉を食べ尽くしてしまう
ことがあり、
生態観察施設びばりうむ長坂内では、ちょっと困り者な虫であったりします…
20160113エノキハムシ(タマゴ) (8)
枝に付く、なんだか白っぽい物がお分かりになりますでしょうか。
20160113エノキハムシ(タマゴ) (7)
剥がしてみると、中には卵が入っているのがわかります。
20160113エノキハムシ(タマゴ) (5)
卵を産みつけ、その上を分泌物でコーティングして、
目立ちにくいようにしているのです!
困り者ではあるのですが、見つかりにくい
巧妙な卵の産み方に感心してしまうのでした。。

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