生態観察施設びばりうむ長坂では
先日も、オオムラサキは
ジ~ッと、過ごしていました。
よく見てみると、
色や大きさが少しずつ違ったりもする
オオムラサキの幼虫ムーちゃんたちです。
この日は、なんだか
葉の葉脈の中で一番太い主脈に
垂直方向に並ぶ幼虫を多く見かけました。
落ち葉の中でも、
居やすい位置、止まりやすい場所はあるのだと考えられますが、
どんな要因があるのか、ハッキリはしません。
越冬幼虫一つ取っても、不思議なことがたくさんある、
虫たちだなぁ…と、改めて思います。
今の時期、びばりうむ長坂では、
オオムラサキのようにエノキの葉を食べる甲虫、
エノキハムシとの卵をご覧いただくこともできます。
実は、オオムラサキが出てくる前に産まれ、
エノキの葉を食べ尽くしてしまう
ことがあり、
生態観察施設びばりうむ長坂内では、ちょっと困り者な虫であったりします…
枝に付く、なんだか白っぽい物がお分かりになりますでしょうか。
剥がしてみると、中には卵が入っているのがわかります。
卵を産みつけ、その上を分泌物でコーティングして、
目立ちにくいようにしているのです!
困り者ではあるのですが、見つかりにくい
巧妙な卵の産み方に感心してしまうのでした。。