自然公園内の棚田では
飛ぶ虫は見られなくなりましたが、
虫たちはひっそりと過ごしています。
先日は、ホタルの幼虫を見かけました!
ホタルといえば、夜に川辺に光りながら飛ぶ
「ゲンジボタル」を思い浮かべる方が多いと思いますが、
見つけたホタルの仲間の幼虫は、ゲンジボタルとは
異なる点が多くあるホタルでした。
まず、居た場所です。
ゲンジボタルは幼虫の時代、水の中で過ごしています。
しかし、そのホタルの幼虫が居たのは
川辺ではなく、
自然公園内のある場所に寝転んでいる木の下でした。
木と土の間をよく見てみると…
装甲を並べたような姿が!
どうやら、陸生のホタルである
オバボタルの幼虫のようでした。
とても強そうな背面をしているこの幼虫ですが、
身体の横は淡いピンク色…!
ちょっと失礼して裏を見せてもらうと…
優しげな淡い色のグラデーションでした!
昆虫であるため、生えている脚は6本で
生えている部分は胸部ということになります。
そして、ちょっとわかりにくいですが
腹部のには、光る発光器があるといわれてます!
(この日は、光っている様子は見られませんでした…)
これは、ゲンジボタルの幼虫と同じですね。
今は幼虫のオバボタル。
成虫になるのは、来年の初夏です。
そのころになると、日中に草むらの中で闊歩している様子が
自然公園の中で、チラホラ見られるようになります♪
(ゲンジボタルとは違って、日中に動く昼行性の昆虫なのです!)
ちなみに、持ち上げた木の方もよく見てみれば…
幼虫が詰まってました…!!
小さな穴に3頭も…ギュウギュウです。
もしや、この方が有利だということがあるのでしょうか。
冬を乗り越えようと、
頑張って過ごしている幼虫たちが垣間見れました。
そっと元通りにして、
無事を祈る今日この頃なのでした。