北杜市 オオムラサキセンター 公式サイト | 国蝶オオムラサキの生息地北杜市長坂町にある展示施設

ラストスパートンボ…!?

update : 2015年11月7日 /

最近、朝晩の寒さに加え
日中でも、陽の当たる外はとても暖かく感じても
日陰で過ごしていると、だいぶ寒く感じることがありますね。
 
少し前の写真になりますが、
秋らしい色の景色の中でトンボたちが
卵を残すためにがんばる様子が
よく見られました。
RIMG0599.s
(この写真を撮った時、
 たまたま目の前にパッと目の前に止まり…!
 急いでシャッターを押したら、
 次の瞬間にはもう飛び去ってしまっており…
 たまたまどうにか撮れた、ちょっとうれしい一枚なのでした。)
 
水辺の周りをよく見てみれば、
飛び回りながら産卵しているトンボたちも。
この日、チラっと水辺で見られたのは
こちらの2種類。
 
DSCN3498.s
こちらは種類をはっきり判断できなかったのですが、
オスとメスで連結した状態で、
後ろのメスは水面に、腹部の先端を打ち付けながら
産卵をしていたようでした。
(速いスピードで飛んでいることもあり、
 なかなかピントが合ってくれませんでした…)
 
DSCN3507.s
そしてこちらは、
おそらくルリボシヤンマだと思われるトンボです。
こちらは、メスが単独で行うタイプの産卵で
水中に産んでいるようにも見えますが
どうやら、植物の茎などの中や、湿った土に産むようです。
一生懸命生きてきたのか、
もう翅がボロボロで、とても貫禄があるメスでした。
 
 
オスが付き添っていたり、いなかったり、見張るだけだったり…
さらには卵の産み方も、
今回のように水辺だけでなく、
春には水が現れるけれど、今は水がない草原に
卵を撒くように産む種類や
水辺のコケに産むような種類もいるようです…!
水辺の中にあるさまざまな環境をうまく使うなー!
と、感心してしまうのでした。
 
冬の訪れを前に、トンボたちの産卵も
ラストスパートかもしれませんね。
水辺の周辺をご覧になる際は、ぜひご注目ください♪

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