

オオムラサキの幼虫「ムーちゃん」が待機する
エノキの葉もだいぶ色付いてきています!
鮮やかな黄色の色の葉もありますが
その段階を過ぎ、茶色くなり、
ハラハラと地面に落ちる葉も多くなってきました。
そんな落ちる葉っぱと共に、
ムーちゃんたちも落下しそう…と、
思われるかもしれませんが
ムーちゃんたちが居る葉は、
普通のエノキの葉より、
少しばかり落ちにくくなっています。
どうしてか、といいますと…
この写真には、葉の付け根が写っていますが
そこに、糸のような物が
引いてあるのがお分かりいただけるでしょうか?
これは、ムーちゃんが出した糸です!
待機している葉から移動する際に出しているのか
何本も、何本も、糸が引いてあります。
一本の糸はとても細いですが、何本も引いてあるために、
過去にムーちゃんたちが乗っていた葉が、
糸だけで枝にぶら下がっている状態を見ることもあります。
「三本の矢」ならぬ、「無数の糸」、でしょうか…!
あえてか、偶然か…
待機する葉をさりげなく補強する、という技を見せてくれる
ムーちゃんたちですが、現在の様子はどうか、というと…
この通り、もうバッチリ茶色くなり、
枝から地面に降りて、
落ち葉の中で眠る幼虫も多くなっています。
まだ、暖かい日には動くこともあるかもしれませんが、
小さい体で着々と冬に向けて準備をしています。
実は、地面に降りるときも糸を出しながら歩くため、
ムーちゃんが降りた後の木には、
細いながらキラリと光に反射する糸が見えることも…!
ムーちゃんが出した糸がわかりやすいこの時期。
どうぞ、ご注目ください!