

先日は晴れて、陽のあたる所はポカポカと
暖かさを感じる一日でしたね。
森の中も、日々少しずつ
秋色に染まってきています。
そんな3連休最後の月曜日。
また夕暮れになってしまったのですが、
オオムラサキの幼虫「ムーちゃん」の
写真を撮ろうと
生態観察施設びばりうむ長坂へ行ってみました。
ムーちゃんたちを探してみると…もうほとんどが、
生まれてから3回脱皮をした4齢幼虫になっています。
これから、冬に向けて少しずつ
色が茶色に変わっていくため
この緑色の4齢幼虫が見られるのも
あと1ヶ月もありません。
なんだか、少し黄色っぽい色に見える
幼虫もいました。
ちょっと失礼して、お顔をパシャリ。
ほんわり、優しそうなムーちゃんが撮れました。
(ブレているだけですね…!
他のオオムラサキの様子を見ようと、
ライトを使いながら探していると…
スッと照らした先の木の枝に
何やら動く小さな影が…!?
照らしてみると、、やはりムーちゃんでした!
この日は、たまたま2頭も歩いている幼虫を見かけました。
近頃、場所によってはエノキの葉が
段々黄色くなったり、茶色く枯れてきてしまっているために、
美味しい葉っぱ探しの旅に出ていたのかもしれません。
しかし、時刻は18時20分程。
辺りはだいぶ暗い時刻です。
動いていた幼虫たちは
私がライトを照らすと、動きを止めてしまいました。
一度ライトを消して、
少ししてからまたライトを少し当てて見てみると
また動いていました。
実は、辺りが結構暗い中でも、
6月頃にはもう少し大きくなった幼虫が
エノキの葉を食べる音が聞こえる事があったり
7月頃には、20時過ぎに羽化したばかりのような
成虫が見られたりもしており、
全てのオオムラサキがそうではありませんが
以外と暗くても活動をしている
オオムラサキたちもいるようなのです。
危険の分散をする一つの手段として
色々な時間帯に動いているのかもしれませんね。
そんなオオムラサキの幼虫たちと共に、
皆さまのご来館を、お待ちしておりますよ♪
●現在観察できるオオムラサキの様子●
◆生態観察施設びばりうむ長坂内
幼虫です。
ほとんど4齢の幼虫になりました。
身体はまだ緑色です。
◆オオムラサキ自然公園内(野外)
現在、小さな幼虫のため、見つけることは難しい状態です。