

今日は一日中、大雨でしたね。
今週は雨の日が多いようで、
虫たちは、少しだけ大人しく過ごすことになりそうですね。
(大雨の中、しばし鳴く虫の声も聞こえますが…!)
そんな中、遠足でご来館いただく小学校の皆さんには、
主に、館内の展示を楽しんで(学んで!)いただいております。
その中の1つに、4月下旬より開催している
展示「昆虫フェスタIN北杜」があります!
この展示では、さまざまな世界の生体昆虫をご覧いただけます。
人気のカブトムシやクワガタはもちろんですが、
その中に「ヒシムネカレハカマキリ」が居ます。
この写真の左の辺りに写る、濃い茶色のものが、ヒシムネカレハカマキリです。
本当に、枯葉にそっくりな、不思議な姿をしています。
動き方も、枯葉が揺れるように、
ゆーらゆら…と動いたりもします。
そんなヒシムネカレハカマキリですが、
写真の中央に、写るものに気付いた方もいらっしゃるでしょうか?
そう、卵(卵を包む「卵のう」)です!
昨年なども、卵を産んだことはありましたが、すべて無精卵でした。
しかし、今年は… !!
卵のう から何か白い小さなものがいくつも出ているのが
お分かりいただけるでしょうか。
これは、卵のうから生まれてすぐのカマキリたち(前幼虫)が脱いだ殻です。
そう、なんと仔カマキリが生まれたのです!
このヒシムネカレハカマキリは、
産んだ卵のうを守る、と言われていますが、
確かに、仔カマキリが生まれるまで
成虫はいつも 卵のう のそばにいたように思います。
生まれたばかりの時は、
成虫のカマキリの上に、仔カマキリが乗って歩く様子も見られました…!
カマキリの親子が一緒にいるのを見る、というのは、
少し不思議で、なんだかあったかい気持ちにもなりました…♪
現在、成虫もですが、この状態の卵のうも展示しています。
ご来館の際は、ぜひ 卵のう もご覧くださいね♪
仔カマキリの写真は…また次回!!